まつざか

ベルベット・ゴールドマインのまつざかのネタバレレビュー・内容・結末

3.6

このレビューはネタバレを含みます

伝記映画というよりかは、アーサーのアイデンティティ獲得の物語として観た方がしっくりくるのではないかと、個人的には思った。

陰キャ少年が、グラムロックの世界に自らの居場所を見出していく。
憧れのアーティスト達に近づくために、まずは親に隠れてピタピタのTシャツを着ることから始めるアーサー。この青臭さが最高で…なんか泣きそうになった。形から入るってミーハーなことに感じるけど、登場人物たちの「見かけこそがメッセージ」や、「人生で一番大切なのはポーズをとること」などといったセリフから、グラムロックにおける、『着飾ること』の重要度の高さが分かる。

オスカー・ワイルドの緑のペンダントが回り回ってアーサーの所に落ち着くのが印象的だった。

でもまあ何が最高って、イギーポップっぽいユアン・マクレガーかな…
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