このレビューはネタバレを含みます
ベトナム戦争で米軍が枯葉剤を使用し、それが様々な被害を及ぼしたことは史実として「知って」はいた。しかしそれ以上のことを何も知らなかったのだと知らされた。アメリカは何も補償をしていない、現在でも被害者は増え続けている。
坂田監督が終映後の挨拶で、ウクライナの戦争について触れ、戦争は終わることがない、だからこそ始めてはならないのですと語られたのが心に残った。
採録シナリオより。
「絶望的な状況でも、絶望しない力が私たちにはあるのだ。『よりよく知ることによって、世界を変えることができる』と言っていた。私はその言葉を信じている。」