ちゃみろー

ザ・バンク 堕ちた巨像のちゃみろーのレビュー・感想・評価

ザ・バンク 堕ちた巨像(2009年製作の映画)
4.2
色気皆無の硬派な社会派サスペンス。邦題が微妙につまらなそうな雰囲気を醸し出しているが、実直で正統派の良作。クライブ・オーウェン演じるインターポール捜査官のキャラが空虚で人間味がないのが、作品全体のカラーである虚しさや焦燥感、救いのなさとリンクしていて良かった。美術館の銃撃戦の敵との「休戦協定からの共闘」の流れはかなり迫力があり、見応えある名シーン。また、全体にクールなビジュアル造りへのこだわりが感じられた。だけど悪役に囲碁させるのはやめて(苦笑)!
2016.5.7 ザ・シネマ(字幕)
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