ナカヤマヒロ

ザ・バンク 堕ちた巨像のナカヤマヒロのレビュー・感想・評価

ザ・バンク 堕ちた巨像(2009年製作の映画)
3.5
現在の経済情勢を絡ませた社会的な映画かと思いきや、銃撃戦の多い手堅いサスペンスアクションだった。

銀行の存在意義を問い正すというにはチープとしか言えず、この邦題は唾棄すべきセンス。

とはいっても大層な美術館での銃撃戦は映画史に残るんじゃないかと思うほどの迫力と秀麗さであり、見応えは十分。
また、主人公が最後の一分まで追い込まれ続けるさまは中々サディスティックでまさに『サスペンス』と言わんばかり。緊張の糸がほどけない。