nao

ウエスト・サイド物語のnaoのレビュー・感想・評価

ウエスト・サイド物語(1961年製作の映画)
3.8
午前10時の映画祭にて、
念願の初鑑賞。
映画館には 多分その昔ご覧になられたであろう方々?がびっくりするほど 観にきてた。
面白いのは、休憩時間が10分間あるとのこと。「風と共に去りぬ」 などの長時間作品なら経験あるけど、それほどの長さでもないのに?

と思ったけど、実はその時間があってよかった、前半途中からなんとなく眠たくなってしまったから…

とは言っても 不朽の名作、つまらなかった訳じゃ もちろんなく。。

まず、かなり斬新な始まり だった。
動かない画像とともに序曲(4分)、驚いたなー
この絵は 何か意味が あるのか? 曲が変わると バックの色も変わる。そして 終わってみて お、そーかって感じ。

情報ナシで みたけど
街でつるんでる若者たちの 縄張り争いの話だってのは、すぐにわかった。
主役も いざ登場すると、全然違うから やっぱり すぐわかった。
この主役二人が 出会うシーンは なかなかよかったなー ♪

ストーリーとしては、
(ニューヨーク)ウエスト・サイドでの グループ間の抗争と それに 関係する二人の恋の行方という (一見)単純明快!
なものなので ちょっと眠くなってしまったのか?、
ところどころに 流れる歌が 子守唄の作用を発したか?? (๑´ㅂ`๑)


指パッチンから始まる(王道!)のとか、
ストリートで 仲間とつるんでるとき ( 特に後半の ジェット団の若者たちが 葛藤する場面、すごくよかった ) や、闘争シーンなどの
歌やダンスは まさに ザ・ミュージカル!
。。。ってのが観れて それだけで すごく楽しめた♪
鑑賞は初めてなのに、歌は知ってるものばかりだったし、
個々のダンスの技術や バックで踊る人数なんかは、現代と比べると 規模は小さいんだろうけど、
今でも見劣りすることは まるでない。

色んな部分で 現代のミュージカル映画へとつづく、この道を確立した作品なんだろうな と感じられて、
それを 映画館で観ることができてよかった。

ストーリーは 単純 といったけど、
思い返せば 人種や男女、貧富の格差などもとりあげてる。
恋する二人が 愛を語らうシーンはじめ 全体的にロマンチックで、
昔の映画ならでは?の 画像の色味が濃いめ のせいか ニューヨークの街並みは とても美しく、
俳優も それぞれ個性を 感じられた。

ミュージカルとしてだけではなく、
これを観て 感銘を受けたり、影響を受けて、
この世界に携わり 作品を作った人が 世界中にいた(いる)のだろうなと思う。。。

そして昔の女優さんは オーラと ウエストの細さが すごいな〜と思った。。


最後に、、
本編とは関係ないけど、すごく気になってしまって残念だったのが、
隣の席の人が スマホをチェックしていた、何度も。
のーせるふぉんって注意してるじゃないか。。。( ; _ ; )


そして エンドロールだけど、
THE ENDでスパッと終わった(と感じた)内容に対して、明るさを盛り返してくれるものでよかった。
この作品は 序曲からエンドロールまでで 作品として成り立ってた な
nao

nao