ゆずきよ

サメストーカー ビギニングのゆずきよのレビュー・感想・評価

2.7
私はサメ映画が好きだ。
パニックの王道。
頭が2つに分かれたり竜巻と共に現れたり、ある時は砂の中にだって入るし、タコとだって融合する。
今まで観たサメ映画は多いものの予告編だけ見たのか本編まで観たのか定かじゃ無い映画も多い。
始まりはディープブルー。そこから金字塔ジョーズシリーズ。
この辺りは今後も何処かで観ることはあるだろうからそこで詳しくレビューしたい。
本題に入ります。
サメ映画だと思ったら主軸はストーカー映画でしたって映画です。

物語は、恋人と共にサメに襲われた主人公を助けた男がとんでもないストーカー野郎だったという話。
過保護な母親に嫌われている彼氏が早々に退場しちゃうし不憫。
ストーカーの徐々にのめり込んでいく感じが怖い。
主人公を助けた事で英雄扱いされている事で周囲の反応も良く、それがより恐怖を増す。
ところで、サメは?
その理由が小出しにされていくのだけれど、その理由も中々クレイジーだし、同級生への対応とか教師になっちゃう所とか本当に恐怖。
ねぇ、サメは?
何を急に思い立ったのか、サメ映画という事を思い出したのか、悪いサメは退治しなきゃダメだ!と一念発起するストーカー。
でもサメは出ない。
原題はStalker‘s Prey(ストーカーの餌食)
この邦題付けてポスター作った人誰よ。
最後の最後で満を辞して登場したサメは、捕食シーンも無くあっさりエンドロールの波へと消えていきました。

結論から言いますとこれはサメ映画では無いです。
ただストーカー恐怖モノとしては王道ながら面白かったし、カメラ演出とかほど良い恐怖と(サメが出てくるかも知れないと)先の読めない展開で悪く無かったです。
ただ私はサメ映画が観たかった。
ゆずきよ

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