さわ子が欲しかったのは、他でもない父親からの愛情でした。
父からの愛を感じていない反動で、年上の男性からの優しさに身を任せてしまったり、街行くおじさんたちに愛着を感じてしまったり。
本人もそれではいけないと分かっていて、年相応の恋愛もしてみるのだけど、それでは満たされない何かが確かにあって。。
でも、よくよく観ているとさわ子の自分が父親から愛されていないという、一方的な思い込みというか勘違いな部分もあり、妹と父親とのやり取りとを比較して観ていると、さわ子にはもう一歩、歩み寄るってことが足りてなかったのかなと。
(父親の方も口下手だけど、年頃の娘に対してのお父さんってそんなもんかなと思う。。)
思い切って一歩踏み込んでみて、初めてそんな些細なことで自分の気持ちがこんなにも満たされていることに気づく。
これまでやってきたことが本当にバカバカしく思えるのと同時に、こんな簡単なことだったんだと気付いたからこそ、最後のあの表情に繋がるのかなと思った。
個人的には初エッチの最中にさわ子に電話をかけてくる妹の方に、将来的な不安を感じた。