ぎゅうにゅう

遠いところのぎゅうにゅうのレビュー・感想・評価

遠いところ(2022年製作の映画)
4.2
沖縄の後輩がいて聞き慣れた方言で、余計に全てがスッと入ってきてすっごい苦しかった。
17の彼女には背負うものが多すぎる。生きていくための手段、今も劇中のような暮らしを送ってる若年母子の少女たちがいること、ケンゴもいずれ成長してこのサイクルは繰り返されていくのだろうかと思うと しんどくてたまらない。
舞台挨拶では「よくハッピーエンドじゃなくてお叱りを受けます。でもこれはフィクションではないから。続いている沖縄の現状をいろんな人に知って欲しい。一緒に考えて行きたい。」と、監督の力強い言葉が聞けた。観てよかった。