見ている間、心が抉られたように感じるシーンがいくつもあって苦しかった。でも大好きな映画になった。
なんで心が抉られたように感じたんだろうと思って、自分の心を振り返ってみる。
・主人公の妻、紗衣さんが浮気している理由がつらいと感じた
・紗衣さんが浮気相手の男の人に与える優しさがある意味暴力的でつらいと感じた
みんな自分が好きな人には正直に言えなくて、「相手はどう思うかな?」と考えてしまう。
でも相手じゃなくて「自分がどうしたいか?」と問われて出た言葉が本心で、「好きだった」と出ればそれは過去形なわけで。
自分に正直に生きないで傷つく人生より、正直に生きて傷つく人生の方がいいよね、と思える映画でした。