編集者である妻が担当している売れっ子小説家と浮気をしていることを知ったフリーライターの夫茂巳は、浮気されたことへの悲しさや怒りが一切湧かなかったということにショックを受けて悩む話。この視点がありそうでないので面白いなと感じて鑑賞。
最後の売れっ子小説家の荒川円と茂巳が喫茶店で会話するシーンが良かった。妻紗衣と結婚してから夫茂巳はなぜ小説を一度も書かなかったのか。それは小説を書いたら紗衣との思い出が過去になるから。それが茂巳なりの愛情表現だったんじゃないかというのが良かった。
あとは、タクシーの中での会話やパチンコをするシーンなども面白かった。特に後半から笑ったり、泣いたりと、そんな映画だった。