手に入れることと捨てることの難しさを感じた作品である。
各登場人物の心情がちょうどよく曖昧であり、前述を表しているように思えた。
人は誰しも人との繋がり故の悩みを抱えていて、
それぞれの恋愛の形が、各登場人物ごとに写されていて良かった
主人公は良くも悪くも大人であり、
ほかの人物の子供っぽさが対比を生んでいて、
自分が変化していくのに良い影響を与えていたと思う。
ただ最後のパフェの部分は、
個人的な解釈は
"結局後悔したくない"という我の部分が出ているような気がして、
玉城ティナとの対比にしているのかなと。
良くも悪くも大人は達観的で、
だからこそ主人公が喋るシーンなどは客観的視点の定点カメラが多かったのかなと。
物語をどう考えてるかはさておき、
今泉監督が大事にしている会話劇や自然体な仕草は観ていてとても楽しかった。