何気ないというより、ちょっと面白い日常をフィルムを通して創造する今泉力哉さんが〝浮気〟を焦点にあてた場合、どのような切り口で話を広げていくのか気になったので鑑賞。
個人的な好みでいうと本作は普通。
別に〝共感〟という枠組みで言えば、皆無に等しかったが、浮気をされて自然とショックを受けなかった自分にショックという、この視点は力哉さんっぽくて、やはりちょっと面白い。
と同時に凄く今の日本映画っぽいなとも思った。昔の邦画でもなく、仏映画でもなく。もしあそこで吾郎ちゃんがティナに手を出していたら、大島渚やエリック・ロメール節が炸裂したのになとも…。
前に城定さんコラボがあったからかな?ちょっとエロも期待してしまった自分もいる。