つるみんさんの映画レビュー・感想・評価

つるみん

つるみん

罪人たち(2025年製作の映画)

3.9

本国で大ヒットという事で、これまた『ブラックパンサー』現象が起きているのかなと感じながらも、重厚長大なブラックカルチャー映画と予測していた。

しかし、まさかあの方向へと展開していき、ジャンルを超越し
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F1®/エフワン(2025年製作の映画)

4.0

〈感想動画〉
https://youtu.be/eYsmrzYWwII?si=6XXqCMmFpyEv7CLF

最高だった。
映像の迫力を求めた先にある〝究極〟を見せてくれた。2Dで観たはずなのに4
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28年後...(2025年製作の映画)

3.6

〈感想動画〉
https://youtu.be/gqZjUl1K5r0?si=KCEQVWuq9VnUB7pc

生みの親であるダニー・ボイル監督が復活。脚本に『シビルウォー』のアレックス・ガーランド
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年少日記(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

日記で1文字1文字記すように静かに1つ1つが心に響いてくる…そんな映画だった。

その作風の重さ、強烈なメッセージ性、そして映画としての構成テクニックなど非常にレベルが高く、これが処女作だとは思えぬ才
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ザ・コンサルタント2(2025年製作の映画)

4.0

いや、ちょっと何もかも最高だったんですけど!
前作が個人的にハマらず、後回し且つ期待値を下げて観たが、ストーリーのテンポ、アクション、コメディ、楽曲と自分の丁度良いツボでとにかくずっと楽しめた!

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おばあちゃんと僕の約束(2024年製作の映画)

3.9

ゲーム配信者として生きていく!と決めたものの上手くいかず、親のすねかじりニートの主人公が、お婆ちゃんの遺産目当てで、今のうちに仲良くなっておこう!と下心ありで近付いたが、徐々にお婆ちゃんと仲が深まり…>>続きを読む

ヘルボーイ ザ・クルキッドマン(2024年製作の映画)

3.3

『アドレナリン』等のブライアン・テイラー監督が『ヘルボーイ』を撮るという事で、この組み合わせは非常にマッチしているのではないか?と思い鑑賞。

いざ鑑賞してみるとアクション面においてマッチしていると思
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カップルズ 4Kレストア版(1996年製作の映画)

3.6

台湾で共同生活をしているレッド・フィッシュ、リトル・ブッダ、ホンコン、ルンルン。家族以上の絆で強く結ばれた4人の青年たちの元にマルトというフランス人女性がやってくる…。

エドワード・ヤンが描く青春映
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フロントライン(2025年製作の映画)

3.5

2020年2月、当時自分はイタリアにいてマスクの文化がないヨーロッパ圏では、電車内で皆不穏な顔を浮かべ、マフラーで顔を覆っていた光景が蘇る。飛行機が飛ばなくなるかもしれないというニュースもあり、なんと>>続きを読む

プレデター:最凶頂上決戦(2025年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

シリーズ史上初のアニメ化。
アニメーションの技術においては、あゝ非常にアメリカ的アニメーションだなといった印象をつけるが、終盤まではオムニバスのようにSEALED、SWORD、BULLETといった3部
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リロ&スティッチ(2025年製作の映画)

3.7

〈感想動画〉
https://youtu.be/L8ufWkUp6zA?si=4DHRQJvk93UmhksO

本作も『モアナ2』同様、当初はDisney+にて配信スルーの予定だったが、テスト試写で
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リロ&スティッチ2(2005年製作の映画)

3.8

アイス食べられないおじさんがようやく食べられて良かったな!って思い出がある作品。

誕生時の欠陥により制御不能となるスティッチを見ていてとても胸が苦しくなる。

「1」とは違い、自分の行動が他人へどの
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狂える世界のためのレクイエム(2015年製作の映画)

2.6

世の中はゴミ。誰か人を殺してやる!と思った目の前に自殺しようとしていた女が。その女も世の中はゴミだと言う。そして女と男は結託し、世の中を滅ぼすテロ組織を作るが…。

映画を作る人の自己満映画というか、
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その神の名は嫉妬(2018年製作の映画)

2.8

不動産のブラック企業に勤める男が、営業先で訪問した宗教団体にどんどんハマっていく話。

そばに居てくれる大切な人を大切にしろ。気付いたら居なくなってるぞ。

ラストの彼女の一言が最高にキレッキレで◎。

マンジャーレ! 〜ノンナのレストランへようこそ〜(2025年製作の映画)

3.9

料理好きの母親の死をきっかけにビジネス経験も飲食店の経験もない中年のおじさんが、亡くなった母親の料理を思い出しながら店を開く実話。

〝空腹だけでなく、心も満たしたいならここに行け!〟

そんな台詞が
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美女缶(2003年製作の映画)

3.6

「世にも奇妙な物語」でもリメイクされた題材のオリジナル映画。

新たな家に引っ越した主人公のお隣のおじさんの部屋にはやたら多くの美女が遊んでくる日常を目撃し、疑問に思った主人公は部屋を覗く。そこには大
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滲み(2023年製作の映画)

2.5

幼馴染に恋心を抱く女子高校生のある夏の1日を描いた作品。

思春期らしいモヤモヤした感じを描いた青春映画。滲んだ感じが、たしかに青春って滲みよなあと何となく納得してしまった。

かく恋慕(2019年製作の映画)

3.3

やたら鼻の利く妻とその夫。
ある日、夫から嫌な匂いがして…。

「あなたは愛した人の匂いを覚えていますか?」

匂いって大事だよね。
その匂いを嗅ぐだけで、記憶が戻ってくるというか、映像化されるという
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スイソウ/Aquarium(2021年製作の映画)

3.0

ポエム、または短歌のような言葉達が、アニメーションと実写を融合させた定点に泳ぎ始める。

アイデア溢れる3分間。
武田監督は『神々来々』もそうだが、実写とアニメの融合作品という特徴があり、さらに語りも
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ミルクのケビン THE MOVIE(2021年製作の映画)

3.3

牛乳嫌いな主人公に牛乳を好きになってもらおうと村の人たちと喋る牛乳パック達が奮闘するSFミルクアニメーション。

牛乳飲もうね!っていう教育アニメかと思いきやSFアクションも加わり規模がどんどん大きく
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一生で一番長い九分(2018年製作の映画)

3.2

潔癖症であり、乗り物恐怖症の主人公が、ある日突然、公園で座っていた出産寸前の妊婦さんに助けを求められ、奮闘する話。

ピークはキラキラネームあたりか。
主人公の女優さんの演技は素晴らしい。
もっと他に
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されど吉祥とする(2020年製作の映画)

3.0

成仏できない女性とこの世から居なくなりたい女性。お互いの想いを背に身体を乗っ取らせながら生活するユーモア溢れる1作。

幽霊コメディでありながら「生きている」喜びを教えてくれるまとまりの良い短編映画だ
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サイドミラー(2022年製作の映画)

3.0

鏡によって映る自分が違うと言う女性。
家の中には様々な鏡があり…。

なかなか癖のあるショートフィルムであったが、鏡越しにカメラを映す工夫は非常に興味深い。ワンシチュエーションものこそアイデアで勝負す
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ドールハウス(2025年製作の映画)

3.5

〈感想動画〉
https://youtu.be/YACerp6vk_s?si=L3snZWemf6N-t-yh

『ウォーターボーイズ』『スウィングガールズ』『WOOD JOB!』の矢口監督が本気で怖
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IVE THE 1ST WORLD TOUR in CINEMA(2024年製作の映画)

4.0

登場した時の格好良さは忘れられない。
アイドルの枠を超え、アーティストに変貌。いや、ヒーローとも呼ぶべきその立ち振る舞いにファンの人たちの心を救ってきたんだなと思うと感動するライブパフォーマンス。
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脱走(2024年製作の映画)

3.7

とにかく走れ!!!とにかく逃げろ!!!

イ・ジェフンの緊迫する表情とク・ギョファンの狂気すぎる軍少佐、2人の熱演は勿論のこと、ソン・ガンまで出演してる豪華さ。

やはり脱北モノにハズレなし。
なんか
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元メンに呼び出されたら、そこは異次元空間だった(2021年製作の映画)

3.4

解散した元アイドルグループのメンバーの1人が行方不明に。残された3人が異世界空間に行きながら探し出す物語。

『追想ジャーニー』の谷健二監督なだけあって、ワンシチュエーションでも面白いのが魅力的。
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見える子ちゃん(2025年製作の映画)

3.6

原作未読。
どのような内容かもあまり分からず、ただただ可愛い原菜乃華を拝もうと観に行った。

キュートなホラーコメディだけど、小さな伏線が色々散りばめてあり、それが回収された時の驚きと感動で涙する人も
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マイ・シェアメイト(2017年製作の映画)

3.0

『明けない夜とリバーサイド』を監督した夏衣麻彩子監督による短編。

女子大学生同士でシェアハウスをしてる2人。仲良く暮らしていたはずが、片方の真実を知ることになり亀裂が入る…。

同性で同棲してた友達
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ペールブルーがかさなる(2019年製作の映画)

3.0

知多半島映画祭にて準グランプリを獲得した短編作品。

色んなバイトを転々とし、ろくに就職もせず、自分のやりたい事や夢も見つからない。働くとは?という意味も分からぬ主人公が、とあるスーパーで働いき、徐々
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ラブ・イン・ザ・ビッグシティ(2024年製作の映画)

4.0

今年公開作品で注目していた韓国映画の1つ。その期待を裏切る事ない良作だった。

周りの目を気にしないジェヒと穏やかで繊細なゲイであるフンスの不思議な関係を描く13年間。

性格や立場が真反対な2人だが
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サンセット・サンライズ(2025年製作の映画)

3.8

素敵な邦画だ。
とにかく新鮮な魚が食べたくなる話。

震災やコロナ、田舎の空き家問題など日本が直面している事象を美味しい料理と温かい人間描写に包まれながらコミカルに描いていた。

都会が窮屈に感じたら
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ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング(2025年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

〈感想動画〉
https://youtu.be/8UpQfLBafQ4?si=xvTN7BX5_qQABrff

このシリーズの大ファンだからこそ、こんな事は言いたくなかったが、シリーズワーストの超絶
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サブスタンス(2024年製作の映画)

4.0

〈感想動画〉
https://youtu.be/XYhim_MjDDs?si=r7qULd-EWIyer9cA

この映画を作る為に『ブラックウィドウ』の監督オファーを蹴った。その選択は正解だったよう
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スンブ: 二人の棋士(2025年製作の映画)

3.8

イ・ビョンホンとユ・アイン主演の実話をベースにした囲碁映画。

『神の一手』とは違い、これはガチの囲碁映画。それでも主演2人の演技合戦により、一見地味な囲碁のバトルも白熱する面白さがあった。

今作は
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明けない夜とリバーサイド(2021年製作の映画)

3.2

ようやく東京で夢のウエディングプランナーになったと思ったら、コロナ禍に直面し、周りもカリカリしてる中、鬱になってしまう主人公とその弟を描くヒューマンドラマ。

杏子さんの「明けない夜はないって言葉が嫌
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