金正恩

ビーストの金正恩のレビュー・感想・評価

ビースト(2022年製作の映画)
4.0
イドリス・エルバは好きだけど、シャールト・コプリーはもっと好き。

正直あんまり期待していなかったが、想像以上に真面目に作った動物パニック映画だった。
昔のスピルバーグ作品みたいな王道の展開。
作中で主人公の娘が『ジュラシック・パーク』のTシャツを着ているのでもはやオマージュだと思う。

懸念していたライオンのクオリティーが非常に高くて驚いた。
『ライオン・キング』並みの細部の精巧さがあって、どんなシチュエーションでも迫力があった。

上映時間も短いのでサックリ観られる作品。

ちなみに、本作の舞台である南アフリカの自然保護区はトロフィー・ハンティングの収益を分配することで成り立っている。
トロフィー・ハンティングとは、欧米のハンターが大枚はたいてライオンをぶっ殺すことである。
作中では、密猟が全ての原因で、密猟者の死にざまは悲惨である。
金も払わずにライオンを殺す密猟者がいかに忌み嫌われているかをまざまざと感じた。
金正恩

金正恩