sonozy

夏のsonozyのレビュー・感想・評価

(1968年製作の映画)
3.5
ジャン=リュック・ゴダールやジャン・ユスターシュに愛されたというフランスの映画作家マルセル・アヌーンの「四季」シリーズの1作。白黒作品。(ジャケ写の右上が本作「夏」です)

1968年の五月革命で活動していた女性が暴動から距離を置くため、両親の知人が所有するノルマンディのカントリーハウスに一人篭もる。
一連の出来事を回想し、革命家の恋人を思い、友人マリアンヌと文通し、クラシックを聴き、タイプライターに向かい、広大な庭や、たまに町に出て歩く姿を捉えます。

五月革命が起きた1968年に撮影され、当時の運動のスローガンや言説が引用されているあたりは理解度低めですが、はだけた胸が美しい寝姿や、神秘的な瞳、美しい表情を見せる彼女(Graziella Buci)は、衣装や髪型で印象の異なるキャラにも変身してとても魅力的。
次第に彼女のポートレート集?みたいにも見えてきたりして、監督、絶対惚れたやろ〜な読後感です。笑
sonozy

sonozy