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闘将!!拉麺男のmitakosamaのレビュー・感想・評価

闘将!!拉麺男(1988年製作の映画)
3.4
東映まんがまつりの1本。言わずと知れたキン肉マンの外伝でラーメンマンを主人公にした物語だ。思いのほか面白い、というか笑ける。

シューマイをお供に修行の旅に出るラーメンマンだが、超人拳法の秘伝書「闘龍極意書」を狙って襲ってくる敵を返り討ちにする度に空しさが増す。
闘龍極意書の存在意義が判らなくなり師匠に返却を申し出るが、師匠は最後にもう一カ所村に行けと命令。お祭りに賑わっているはずの村だが、閑散として人々に笑顔は無く所々ミイラが点在する。
実は黒色魔王なる者が支配していて、太陽の光を遮り人々の笑顔を禁じている。
逆らうとミイラにされるため恐れる村人を救うためにラーメンマンが戦う。

黒色魔王が太陽光線が嫌いなのは判るが、人々の笑顔を禁じる理由は一切無い(笑)
極遺書の存在理由は、仲間との戦いから「自分は1人では無い、そして先祖代々から続いている」との悟りにより見いだす。その結果、極遺書は身体に巻いて鎧として戦う。え?極遺書ってそう使うの?(笑)
なんかもう何もかもがスットコドッコイなんだよな。

今作を視聴するにあたってテレビシリーズの1話も観たのだが、これまた最高に可笑しかった。
ラーメンマンの幼少時に父ソーメンマン(笑)が殺され、超人憲法の師匠に弟子入りし成長。
仇の悪党どもを倒すという話だ。
丸顔だった子供のラーメンマンも可愛いし、父親とは全然似ていない。そもそもラーメンマンだけ弁髪なのだ。何かしらの王朝帝政下にある社会のようだが、三国志のような内乱でマッドマックスような荒廃した世界だ。北斗の拳のように百歩神拳なる技を使うが、南都水鳥拳のような真っ二つに切り裂く技だ。
修行により強くなるラーメンマンだが、おでこの中の字は修行の証に煮えたぎった油壺を運ぶ際に出来たモノだ。そーだったのか(笑)
シューマイはミート君と同じく松島みのり。ゆでたまごキャラには欠かせないな。

2000万パワーズの肩当てが格好良いね。
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