や

ザ・メニューのやのネタバレレビュー・内容・結末

ザ・メニュー(2022年製作の映画)
-

このレビューはネタバレを含みます

これは感想書きたいと思って書く。文章伝わらんかもだが笑
劇中では、料理、食事をメインにシェフが「与える者」、客が「奪う者」として描かれている。なんで「与える者」と「奪う者」なのかを考えた時に、シェフは本来料理をして、その料理をお客さんに楽しんでもらって美味しいと言ってほしい、それがシェフの喜びである。でも、客は位の高い者であって、その位にあったレストラン、料理をしてくれる有名なシェフを求めて席に座っている。料理自体を味わっているんじゃなくて、その空間に酔っているだけ。つまり、シェフは料理を美味しいって言ってもらえるその喜びを奪われていることになる。だからコースを通して罪の意識を認識させる演出しているのかな。それと、マーゴのチーズバーガーを食べるシーンは良かった。シェフはかつてはハンバーガーを提供するようなローカルなレストランで働いていて、それこそ料理自体に純粋に美味しいと言ってくれる客がいたのだろう。シェフも有名になってそんなことはなくなっていた時にマーゴがチーズバーガーを注文して、シェフが作っている時に笑顔があった。当時の喜びを思い出していたのだと思う。この映画から伝わったのは、物事の本来の価値、目的を忘れないことは大事だなと思ったこと。いくら上にいこうと、驕って初心を忘れるのは勿体無いなと思った。
や