teriyaki

カラオケ行こ!のteriyakiのレビュー・感想・評価

カラオケ行こ!(2024年製作の映画)
-
組のカラオケ大会に向けてヤクザが中学合唱部の子に歌の教えを乞う奇妙な青春もの。ヤクザが堂々と校門前に路駐するなよ。
狂児は聡実くん落としにきてるなぁという感じ。狂児のヤクザ臭ある言動は、見る側の拒否反応が出るギリギリのところだと思う。聡実くんは丸っとしてて思わずほっぺを突きたくなる感じ。あんなのと中学時代に出会っちゃったら男子は憧れちゃいそう。

カラオケのシーンはやっぱり笑った。綾野剛さんこんなに変顔のバリエーションが豊かなんだ。
原作の時から聡実くんの歌う紅が気になってたので、映像化で一種の正解が観れてよかった。

原作はまとわりつくよう夏の湿り気があるのに対して、映画は爽やかな夏の日差しという雰囲気。
和田くんは原作だと陰からそっと心配する朴訥としたタイプだったのに対して、映画は合唱愛炸裂のザ中学生だったり、漫画とは違うキャラや設定もあるけど、丁寧に作ってる印象を受けた。
映画部のような存在が、自分にも学生のときにあればよかったなと羨ましくなった。
端役だけど聡実のお父さんと狂児のおじいちゃんは特に原作そのまま。
teriyaki

teriyaki