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カラオケ行こ!のchiyoのレビュー・感想・評価

カラオケ行こ!(2024年製作の映画)
3.5
2024/1/28
原作コミックを未読なこともあって、狂児演じる綾野剛、聡実くん演じる齋藤潤、二人ともに違和感なし。現実にはヤクザと中学生の交流はほぼ有り得ないけれど、二人を繋ぐのがカラオケという緩さが心地好かった。そして、何と言っても狂児が歌う「紅」である。まさかの全裏声「紅」、1曲毎の「紅」熱唱が最高に面白かった。と同時に、「紅」の歌詞がこんなにも切なかったことを改めて知る。また、聡実くんの傘、キティちゃんの刺青、狂児の母親演じるヒコロヒー、組長と組員たちと、要所要所で小ネタを挟むかのように笑わせてくれる。ラストでしっかり聡実くんが歌ってくれるのも良い感じ。それはそうと、映画を見る部で観ている映画が渋すぎて、こういった映画を中学生から観れるなんて羨ましい!学生時代に映画を見る部があったら私も入りたかった。
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