中学生とヤクザのアンサンブルが素敵!
中学生の合唱部部長、岡聡実とヤクザの成田狂児がカラオケ・歌を通じて交わるナニワの人情喜劇。
決して交わることの無い2人が聡実が先生、狂児が生徒という関係で、狂児のヤクザなりの真摯な向き合い方に共感が持てます。
聡実はビビりながらもツッコむ時はツッコむし、狂児の返しも絶妙でよかった。
組員たちを前にして先生扱いされる聡実の無理やりアドバイスの場面は組員さんたちイイ人や〜んとジーンと来てしまいました。
小品ではありますが、日本映画の良い所が詰まった、見ていて飽きがこない良作だと思います。