Ki64

キラーカブトガニのKi64のネタバレレビュー・内容・結末

キラーカブトガニ(2021年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

キラー系にしてはクオリティが高すぎるww
舐めプならぬ舐め観で観始めたら想像以上に面白かった。

こういうパニックものって人物紹介はソコソコに、はよパニクってって感じだけどこの作品はパニック以外の要素も光ってる。
車いすの主人公フィルが歩行補助器を自作して歩き出したシーンは興奮した。

狂暴化したカブトガニが人を襲うやり口はモロにあの映画リスペクトって感じだが、ただ人を喰らうだけではない。
やたら儚くてかわいいのが出てきたなと思ったら音楽の好みがうるさいのも出てきたりして個性的で、人間と同じように娯楽を楽しんでる様子も普通に面白い。愛着湧いちゃうだろw

プロム会場が一転して大パニックから始まりクライマックスは『いやいや明らかに家屋の総面積オーバーしてるだろ』って巨大ロボが登場してビビった。展開力が素晴らしい。操縦席視点がマジで興奮する。

寄生されてラスボスになったんじゃないかと予想してただけに『ラドゥは忍者で戦士だ』とかイキってたラドゥが本当に戦士として助太刀にきたシーンが一番爆笑した。予想外すぎる。
これまでの軽率で不快な発言の数々を許してやろう(謎の上から目線)

兄貴役のハンターがセクシーで笑顔がかわいくて好きだった。ハッパでむせるのかわいい。
勿論、フィルがちゃんと主人公してたのも良かった。

編集もセンスを感じられるところが多くて、イキリラドゥの一人芝居シーンとか、ハンターが寄生された保安官を退治するときの、青パトランプで〆るシーンがお気に入り。


途中までは★3.4くらいかな?と思ってたのがスケールアップ具合がとても良く右肩上がりで勢いもあり最後まで楽しめた1本でした。
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