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吸血ヒル女
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『吸血ヒル女』に投稿された感想・評価

LeMasT
3.0
"吸血ヒル女"は出てきません。ある民族の謎の儀式によって女性が若返る、そんな夢のようなお話です。ただし生贄に男が1人必要だそう。

百何十歳かのおばあちゃんがピチピチの女性に若返った時には笑ってしまった。

こんな嘘臭い儀式、普通逃げ出して追われるなんて展開が定石かもしれませんが、いとも簡単に話に乗ってしまうんですよね。
こぅ
-
'23 秋のホラー/ミステリー祭①

エドワード・デイン監督による、
【SF・ホラー(・ノワール)】。

邦題から想像する陳腐な
吸血女ホラーでは無く、全女性のいや、全人類の永遠の願いである、若さと長寿 というテーマに唆られて鑑賞。

原題:リーチ・ウーマン=ヒルのように人を食いものにする女。


医師のポール(フィリップ・テリー)と妻のジューン(コリーン・グレイ)は、離婚の危機を迎えていた。
ある日、
病院に突如現れた胡散臭い152歳の老婆、アフリカのナンド族出身のマラ(エステル・ヘムスリー)。
マラがポールに持ちかけた話は、植物から採取したナイピという粉末を摂ると寿命が延びる、それが何なのかを突き止めて欲しい。
ナイピに ある物 を加える事で若さも取り戻せるという。
一儲けしようと、
ポールは離婚を撤回した妻のジューンとガイドのバートラム(ジョン・ヴァン・ドリーレン)で早速アフリカに向かう、、
ジャングルはスタジオ、
ゾウ、ワニ、ライオンなどは、別撮りを繋げた。
3人はナンド族に捕まるが、
そこにはマラがいて、若返りの 危険な儀式 を知る事になるのだが、、
アフリカパートは、イーライ監督の【グリーン・インフェルノ】の元ネタ⁈っぽい(こじ付け)。

若さが取り戻せるもこれにはデカい 落とし穴 があった!!
時代的に老けメイクならぬナイロンの老けマスク。

ジューンのイケメン弁護士、ニール(グラント・ウィリアムズ)と婚約者、サリー(グロリア・タルボット)の元にポールの姪だと名乗る美しきテリーが現れる。
サリーはニールを誘惑〜

若返る為には◯◯の◯◯が必要、
美を手に入れたジューンが次に欲しいものは、、
プロットはSF/ホラー的でも、ある欲望の為に殺人も厭わない、略奪愛など見境いつかない犯行に至る構図は、ノワールの ファムファタ そのものだ!
しかも、ジューンの犯行にはしっかり警察も絡んでくるのが犯罪劇要素。
容疑はジューンに。だが、ジューン=、、
そうノワールに置き換えるとノワールSF/ホラー⁈として楽しめた。

クライマックス〜
ラストへの潔い運び方は良き。


その 突然の結末 はありきたりだが、
ラストショットは ホラー味 があってインパクトを残す!
1960年のユニバーサル映画です。もちろん日本未公開です。ユニバーサルですからもしかしてヒル女というギルマンのようなクリエイチャーかモンスターが出てくるのかな?とワクワクした方、残念でした。

怪物は出てきません。それは前年製作の『吸血怪獣ヒルゴンの猛襲』の方です。そっちはちゃんと着ぐるみ怪獣が(ちゃちですが)登場します。こっちの方の「ヒル」はあくまで他者の血を吸う奴という比喩表現なのですね。

メジャーのユニバーサル映画らしく、低予算でもそれなりにきちんと作られています。ジャングルのセット美術やアフリカのライブ映像なども違和感ありません。ユニバーサルお得意の特殊メイクも今見ると酷いものですが、当時のスクリーンの明るさ(暗さ)では気にならないでしょう。

お話は内科医のタルボット(!)博士が年上の妻ジューンと離婚を話し合うシーンから始まります。ジューンは明らかなアルコール依存症で、夫にしつこく絡んでいます。

そこに140年前にアフリカのナンド族部落から連れてこられたと言う老女マラが現れ、自分は死ぬ前に故郷に帰って若返らなければならないと不可解なことを話します。検査の結果マラは154歳と判明し、長寿を実現する秘薬の秘密を話します。タルボット博士はマラに帰郷費用を出します。そして、ジューンを連れて自らもアフリカに渡ります。

ここからこの映画はハガードもかくやと思われる大アフリカ冒険映画に変化してかなりワクワク感が出てきます。タルボット博士はガイドを雇ってナンド族の村へと旅を続けますが、たどり着いたその村でマラと再会した一行は脅威と恐怖の経験をすることになります。

後半は『顔のない眼』のような『狂ったメス』のような『怪談生娘吸血魔』のような、あるいは『鮮血の処女狩り』のような、要はその手のお話になります。若返ったジューン・タルボットを『悪魔の往く町』で電気娘モリー役だったコリーン・グレイが演じます。グレイは翌年『幻の惑星』で美女宇宙人役にも挑戦しています。

この映画はアメリカではハマーの『吸血鬼ドラキュラの花嫁』と二本立てだったそうです。なんて素敵な時代でしょう。