面白かった。
引退した元CIAの凄腕エージェントが目の着く範囲の悪を懲らしめるという一作目に近いストーリーに戻っており、舞台もアメリカからイタリアに移って心機一転しているので、1や2を見てなくてもほぼ問題ないです。
なにより敵組織がちゃんとマフィアしてて良かった。
最近のアクションものの敵役は、ただの反社集団のはずが軍並みの装備や私兵を抱えていたり、スパイ顔負けのテクノロジーを使いこなしていることが多いので、
マフィアが『常識的？な範囲の暴力を背景にした反社勢力』のラインを大きく超えてこないのは安心する。
(一部おかしいとこもあるにはあるけど)
そして、敵方が現実世界にも居そうなレベルだからこそ主人公の強さが引き立つ。
何かと主人公の強さに合わせた中ボスを用意して不要なピンチをつくったり、雑魚敵にも非現実的なタフさを持たせる作品（ｼﾞｮﾝｳｨｯｸ、お前のことだぞ）が多い中で、度を超えて強いのは主人公だけ、という作品は貴重です。
なお、邦題はTHE FINALだけど原題はただのイコライザー3だったので
まだまだ続編もつくれそうではある。
