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丹下左膳餘話 百萬兩の壺のUCOCOのレビュー・感想・評価

丹下左膳餘話 百萬兩の壺(1935年製作の映画)
4.5
渡仏してから初めて見た日本映画は『丹下左膳 百萬兩の壺』。

素晴らしい、素晴らしすぎる。

こんな才能を消し去った戦争。
私は戦争がとにかく憎いよ。
憎くて憎くて本当に悔しい。

山中貞雄、後世にこんなに素晴らしい作品を残してくれてありがとう。

私は初めて、大勢のフランス人とあなたの作品を一緒に鑑賞して、見終わった時には自分が日本人であるということがどんなに誇らしかったか。
私の夢に確信を持たせてくれて、本当にありがとう。

あなたは外国との戦いの末、この世に別れを告げてしまったけれど、あなたが作り上げた作品は、今外国でちゃんと評価されています。

あなたは急逝してしまったけれど、あなたの映画は永遠だと思います。

ありがとう。
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