在日韓国人の主人公を取り巻く様々な環境との
関わりを描くドラマ
同名小説(by金城一紀)の映画化
圧倒的なオープニングのつかみ、
独特のブレのある躍動的なカメラワーク、
目線を先にやるような独創的なフレームの動き、
「何かが違う」とすぐにわかる映像パワーに、
爆発的なオーラを持つ主人公が
ぴったりとはまっています★
粗そうに見えて緻密に
深いテーマにフォーカスを当て
そこに
淡く純粋な「恋」を絡めているところが
素晴らしく映画的で、
全体的に「観たことのない」
映画の力が全編に流れ、
回顧的、デジャヴ的なシーンのカットバックが、
素晴らしいセンスで入りこみ、
魅せたいシーンを強烈に際立たせます★
特に後半のホテルのシーンの空気感はさすが
バランスが取れていなくて、素晴らしいバランスを持っている
ステキな力を持つ作品
ですね★