GOの暑く霞むのネタバレレビュー・内容・結末

在日韓国人が主人公の映画、初めて観た。すごく熱くてかっこいい青春映画。線路走ったり、盗んだバイクで警察から逃げたりと凄烈な行動だらけのオープニングから入る。音楽とも相まってめちゃくちゃにクール。

杉原が桜井父(かなり偏った考えをもつ)に、日本のことなにも知らないくせに文句をつけるな 的なこと遠回しに言っていたシーンが、とても心にきた。日本人じゃない人間の方が日本のことを理解しているのだ。

また、杉原父が昔の話をしているとガチギレしてボクシングを始める。前の世代がちんたらしているから在日どうこう言われるだよ という杉原の言葉。このシーンの窪塚洋介すごくかっこいい。

桜井に 在日ってなんだよ。俺は何者なんだ？ と問いかけるシーンがある。朝鮮だろうと韓国だろうとどうだっていい、俺は俺という人間だ 桜井に「杉原」を見てほしいと言っているように感じた。このシーン大好きだ。

あと、この映画のキャラクターは全体的に無駄がない。杉原の成長に必要不可欠な人間しか入っていないからだと思う。