第71回アカデミー賞短編アニメ映画賞受賞作。『アイス・エイジ』シリーズで有名なブルースカイ・スタジオが20世紀フォックスが配給する前に製作した3DCGアニメーション。孤独な老兎vs巨大な蛾というシンプル過ぎるストーリーだが、しんみりとしたエンディングが切ない。虫が嫌いな人は視聴注意。

• #ヨッシー短編シリーズ

2025－226［10］

クリス・ウェッジの初期の短編かつブルースカイ・スタジオの初の作品。(20世紀フォックス買収前)

第71回アカデミー賞(1999)で短編アニメ賞、第13回アルス・エレクトロニカ賞(1999)で最優秀賞であるゴールデン・ニカ賞を受賞。

夫を亡くした孤独な老兎が夜な夜なケーキを作っていると、光に誘われた大きな1匹の蛾が家の中に現れる。
蛾を外に追いやることに成功したが、また窓から侵入、再び捕らえて、今度は作り途中の中にパイの中にぶち込みオーブンに投げ入れ確実に息の根を止めるも、何故かオーブンの中でまだ生きており、確認のため自らもオーブンの中に入るとそこには青い空が広がっていて、そのまま蛾たちと共に天へと飛び立っていく…という話。

本当は蛾など存在しておらず、夫を亡くした喪失感から無意識に自殺を図ってしまったということなんだろうか。

(兎だけに)兎にも角にも、彼女が死んでしまったのは事実だろう。
なんとも切ない、哀愁漂う寂しい物語なのに、なぜか見ていると気が安らぐ不思議な魅力がある。

そのまま穏やかな気持ちでYouTubeのコメント欄を開いたら、「ブルースカイのご冥福を祈ります。」「ディズニー〇ね！」のようなコメントが多くて映画の解釈の仕方がだいぶ変わってて笑いました。

【memo】
●wikipedia
https://en.m.wikipedia.org/wiki/Bunny_(1998_film)

https://www.reddit.com/r/movies/comments/72mfza/this_old_short_film_bunny_1998_was_paired_with_my/?tl=ja

●ブルースカイ・スタジオ
：かつて存在した20世紀アニメーション（現ウォルト・ディズニー・スタジオ）傘下のCGアニメーション製作会社。

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%83%96%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%82%AB%E3%82%A4%E3%83%BB%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%82%B8%E3%82%AA

・作品リスト
https://en.m.wikipedia.org/wiki/List_of_Blue_Sky_Studios_productions

●第71回 アカデミー賞（1999）

https://eiga.com/award/oscar/1999/

●アルス・エレクトロニカ賞(1987〜)
：アルス・エレクトロニカ サイバーアーツ・フェスティバルでは毎年7部門でアルス・エレクトロニカ賞を授与する。受賞者は6月に発表され、ニューヨークとリンツで授賞式が行われる。

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%82%A8%E3%83%AC%E3%82%AF%E3%83%88%E3%83%AD%E3%83%8B%E3%82%AB

https://note.com/n0t_purpose/n/nbf2e5deb9afb


https://www.reddit.com/r/etymology/comments/eb26f4/how_did_rabbit_lead_to_bunny/?tl=ja

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