いやー、辛い内容だったけど最後までしっかり見れました。
超どん底な話しをマリリンモンローという名を挙げて作る必要あったのか? そうでなかったらただのポルノ女優としての波瀾万丈の物語だわ。モヤモヤが残る。だってエンドクレジットで小説が原作だとわかって、はぁ?となった。
普段は気にしない話しの進行が唐突だったりしてその辺も頭の整理ができないまま着いていけたのだが。
今回はトラウマに悩まされ、服も着ず室内を彷徨くアナの熱演に高ポイントを授けます!
子役全然似てなかったけど演技上手い。アナ=マリリンも似ても似つかぬ顔の作り(というか、マリリンのリアルに拘る必要はないはず)だけど、CGを上手く利用して一瞬本物の顔らしく作っている気がした。大声で叫ぶ追っかけ野郎達の口がデフォルメされたシーンはちょいとホラーだった。
脈絡が理解出来ない撮影でしたが色んな技法を感じた。飛行機内通路から劇場通路に移動したり、POV撮影もカメラの画質性能も上がっての功績。海岸での影。レンズフレアは場面ごとに表現変えてるんだが凝りすぎ。後処理なのか、撮影処理なのかわからないけど被写界深度はいつも狭い。スゲェ。
ダイアログはずっと囁きレベルでヘッドホンで鑑賞して正解。ナレーション?と思わせるくらい淡々と話すオフコメが印象。
メンタルをやられ、酒浸りとなりながらも文化活動を辞めない女性は私の親近にもおりました。あながちフィクションとも思えず見てしまいました。