ブロンドのラムちゃんのレビュー・感想・評価

スポットライトの影に、もがき苦しむ姿が映っていた。


セックスシンボルは男とパパラッチの目に晒され、映画界で堂々と歩いていくように思えた。

この作品では演出により和らいでいるものの、モンローであること、自分の境界がなくなって堕ちていく様があまりにも痛々しく『普通の女性』では耐えられない。

今でこそ芸能界での権力に声を上げることはできるようになったが、それも叶わない。

なんだか笑顔だけは優しく無邪気なままでよかったと感じた。