古池

女経(じょきょう)の古池のレビュー・感想・評価

女経(じょきょう)(1960年製作の映画)
4.1
オムニバス。短く、するっと観れて豪華メンバー。2話目が一番印象的かな。でも一番好きなのは1話目かも。

1話目 増村保造監督
若尾文子さんが非常に、したたかで可愛い。若尾さんの魅力が炸裂してますっ。
「ボロ車のくせに新車みたいな顔しやがって」だ?そんなこと言う男は、騙して良しだ。きみちゃん(若尾文子)!って、気分に。
小気味良い台詞がポンポンでます。
なんてラブリーなんでしょ。きみちゃんの、すれっからしな純情、優しさに痺れます。

2話目 市川崑監督
これは、あんまり情報入れないで観たほうが、よろしいかと。いちおうネタバレしてないつもりですが、以下↓

(追記 ↑と用心したけど、各話タイトルでネタバレしてる。って、ご意見をレビューで書かれている方がいて、そうだわ…)

山本富士子さんが絵のように美しいミステリアスな前半。「感心なもんだ」の後半。ラストは、だいぶテンションあがった。良いわ~。

3話目 吉村公三郎監督
京マチ子姐さんは今回もカッコいい。キツい女を演じたら天下一品ですね。叱ってほしいです…。
他2話に比べると、内容は普通かもしれませんが、京マチ子さんの演技は堪能できるかと。

エンドロールがレトロでお洒落。
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