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女経(じょきょう)のヒラリーのレビュー・感想・評価

女経(じょきょう)(1960年製作の映画)
3.9
最高の監督、最高の俳優
めちゃくちゃ良いオムニバス…

耳を噛みたがる女
だるま船に住むあややがラウンジで働きながら男漁り
まず最初の船から降りてきたあややが最高
金持ちボンボンの川口浩が良い。
周りに嫉妬されてもお構いなし、私はあなたと結婚するわって意志の強さも魅力的だった。絶対玉の輿乗るマン
上は目指すが自分と差があり過ぎると引いてしまう。
女ってこういうところある…分かる…
身の丈に合う人が良いですね…

物を高く売りつける女
売れっ子作家、疲弊し逃亡
海辺で出会った女から家を買う。
山本富士子の淡々とした演技がこわい。
本心なのか嵌めようとしてるのか…
でも船越英二がいると色々悪い方に勘ぐってしまう。
この家を買ってくれたら私もついてきますってめちゃめちゃ怪しい。
ふわふわのらりくらりしてるのに契約の時だけやけにしっかりしてて、契約交わすとはいさようなら。
高い金でボロ家買わせやがってクソアマと普通はなるところですが惚れた弱みかな、、
純愛かーーーーーー器のでっかい男よのぉ…
野添ひとみ彼女にしたい。

恋を忘れていた女
金金金の京マチ子
自分の宿屋の前で修学旅行生が事故し、運び込まれる。
そんな傍迷惑な、うちに置かずに病院に連れて行って頂戴という本音は流石に本人の前では言えず
未亡人として、経営者としての機械のように働いたけど昔の恋人や子供の件で恋や愛や情を取り戻す。
人には優しくありたい、こんな気丈な女でありたい。
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