りゅう

グッドバイ、バッドマガジンズのりゅうのレビュー・感想・評価

3.8
総評
コメディタッチの映画かと思いきや、それは一部分。
出版業界の問題点。シリアスな人間関係。
セックスとはなにか。
などなど。

思っていたより真剣な映画である。
出版業界に行く人にオススメしたい。

予想と違っていたが、それが良い。

単純にお仕事キラキラ映画でない。

◯冒頭
冒頭のジューンラブジョイ。
出版社の壁のホントクのポスター。
つかみはバッチリ。

ジェーンは本当に日本のアダルト文化を紹介する番組をやっているので手慣れている。

◯社会人1日目。
新人の主人公、他の部署から移動してきた徳山(大迫茂生、心霊シリーズの工藤でおなじみ)。
2人の組み合わせに笑ってしまう。

◯成長
中盤の主人公がスラスラとエロコピーを作り出す姿は成長を感じさせる良い場面。

◯徳山
徳山の仕事はよくわからないが、おそらくモザイク入れ。パソコンに向かいながら時たま怒鳴り声を上げる様子は、さすが大迫茂生。
「何がハメ撮り四天王だよ!」

◯架乃ゆら
エッセイストのハル役で出てくる。
新たに作る女性向け成人雑誌でハルに仕事を依頼したところ対談がしたいとのこと。
しかも、田房永子と。このチョイス、さすがである。

◯後半
オシャレなBGM。
現代の出版業界の問題点を探る視点。
シリアスな人間関係。
アートムービーのような雰囲気に。

◯浮気
向井と主人公の浮気スンドメ。
からの向井の妻登場。
この一連のシーンは謎。
主人公の考えていた妄想のエロ話だろうか。
どこまでが、真実なのだろうか。
りゅう

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