日本のホラー界隈では事前の期待値が高かった本作ですが劇場公開無く配信開始。何故？
目の前で患者が自殺したことをきっかけに、不気味な笑みを浮かべる人物が見えるようになってしまった主人公。
テイストは「イット・フォローズ」のようであり設定は「リング」のようでもありますね。
“目の前の人物がこちらを直視して理由も無いのに満面の笑みを浮かべているのは怖い”
という発想は素晴らしいと思いますね！
しかも、身近な人間の顔でそれをされると怖ぇ！
折角なら画面に映る人間の誰が笑顔なのか見ているこちら側を疑心暗鬼にさせる演出だったり、誰がアレなのか分からない！という演出をもっとしてくれたらかなり良かったなのになぁとは思いました。
「イット・フォローズ」はその辺がうまかったです。
「お前精神科医やってるくせに、その言い回ししたらイカれていると思われるに決まってんだろ！」
と見ているこちらがブチギレたくなる、主人公によるバットコミュニケーションの連打に耐えながらラストに進んでいくのですが、道中ずっと
怖いシーン→幻覚でした！
怖いシーン→幻覚でした！
の天丼にやや胃もたれしてきました。
ラストは「おいおいデケェなおい！笑」と笑いこそすれど、ホラーとしては…うーん…
色々不満点を挙げつつも、でも全体的には好きな雰囲気でしたし、印象に残るシーンも多かったので満足です！
