坂本裕二が脚本の時点でミステリー作品と思って観たのが間違いだったかもしれない
主軸は事件ではなく主人公の恋愛が中心といってもいい
付かず離れずではあるが終始イチャイチャしていて私としては羨ましい限り
倒叙ミステリー風にしているが“犯人を徐々に追い詰める”という倒叙ミステリーの1番面白い部分が欠けている
かといってシンプルな推理モノと考えると事件が起こった後すぐに凶器、犯人、動機と順番に脳内で繋がってわかってしまう
更にミスリード要素もあるのに意外性やどんでん返しがなくミステリー作品としては残念な部分が多すぎる
演者のおかげで楽しく観れたかなという印象
ミステリーとしての楽しみはなく『豪華客船のバトラーが彼女と出会った日は殺人事件が起きた最悪な1日だった』というラブコメと思って観る方が吉
ラブコメと思って観るなら悪くない作品であるとは思う
