碧

Dr.コトー診療所の碧のネタバレレビュー・内容・結末

Dr.コトー診療所(2022年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

勿体無い。。
スクリーンで観れて良かったと思ったのは与那国島の景色と海だけ。
あまりにも詰め込みすぎ。
ドラマからの映画化がとやかく言われる典型そのもの。
スペシャルドラマで良かった感。

とは言え。。
番宣で吉岡さんが言われていた「時間が主役」
それには大きく頷けた。
ドラマ終了から16年という月日ずっと志木那島で歳を重ねたようにしかみえないシゲさんにマリコ、星野一家に原親子をこの現代で目の当たりに出来たことは物凄く価値があった。
最近見終えた私でも興奮したぐらい。
同窓会さながらな懐かしくも温かい光景だった。

何といっても『剛洋』の復活!
なんで役者辞めたのか不思議になるぐらい相変わらずエモい芝居。
かたや『邦夫』本人の出演は叶わなかったが前田公輝の好演には拍手を送りたい。
なかでも当時リアルに子役だった『竜一』こと成長した神木隆之介が本当に大塚寧々の息子に思えてくるから不思議。

台風以降ホントに詰め込みすぎててコトー先生と彩佳が同時に倒れた時はさすがに引いたし、倒れたコトー先生を誰も介抱しなかったのは何故?
赤ちゃんをハッキリ映さなかったのは何故?
あの時映ったコトー先生って…

謎だらけで畳み込まれたラストだったけど、ドラマの時にくっつけばいいのにと思ってた和田さんとミナちゃんが結婚してて子沢山で幸せそうだったので最終的にまいっか!となった。
もともとハプニングだらけの【Dr.コトー診療所】だし!と。

唯一涙したのは、昌代さんこと朝加真由美さんの女優としての相変わらずのカッコ良さだった。
碧