TA60

Dr.コトー診療所のTA60のネタバレレビュー・内容・結末

Dr.コトー診療所(2022年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

2022年最後の鑑賞映画でした。
ドラマからずっと好きな作品で、小6で見た第二シリーズを最後にもう続きはないのかなと気になってました。コトー先生の吉岡さんはもちろんですが、ドラマ当時から剛洋くんが好きでその剛洋くんを演じてる富岡涼さんが本作限りで役者復帰してくると聞いて「これは観なければ!」と思いました。

ドラマシーズン2から16年後が舞台で、島民たちの現在の姿が描かれていました。16年経った今も島民たちに寄り添い、患者を救う姿を見るだけで涙が出そうでした。一番気になっていたのは剛洋くんのその後でした。ドラマファンが思い描いているようなものではなく初めは少し残念に思ってしまいましたが、再び歩み出す姿や人を救いたい思いを胸に秘めてるのはドラマの時から変わっていなく嬉しかったですね。
年数が経つとともに気になる、島の今後の医療設備については題材になっていたもののこれといった解決法がないままだったのは残念に感じました。ただ映画の世界だけに留まらず、田舎や離島において起こりうる問題を訴えかけているので考えさせられるものもありした。
コトー先生が病気を患いながらも、島民のために心臓マッサージや手術を行う姿はグッとくるものがあり、ドラマで語ってた昔島にいた医者の話を思い出しました。
話自体が要素を詰め込みたいあまりすっきりしない部分も見受けられましたが、良い映画だと思いました。

ドラマでよく流れていた三味線のBGM、自転車を漕ぎながら往診に行くメインテーマ、そしてラストに流れる重低音ある「銀の龍の背に乗って」、全てが懐かしく心温まる映画でした。
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