スちん

Dr.コトー診療所のスちんのネタバレレビュー・内容・結末

Dr.コトー診療所(2022年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

かの有名なDr.コトーシリーズのその後を描いた物語。

なんと言っても、島民や先生含む人物がまた映像化して見れた事がまず1番の感動。
10年以上経てば人も環境も変わっていて、当たり前。

印象に残った所はやはり、タケヒロくんが医者を目指す場面。コトー先生を心から尊敬して自信も力になりたいと医者を目指すが、やはり現実はそうは甘く無い。離島ならではの未来への期待や裏切りの絶望感などが、富岡涼さんの演技を見ていて伝わってきた。

あとは、なんと言ってもハント先生がいい意味でも悪い意味でも印象的。
ハント先生はとても現実味を帯びている考え方をしていて、間違ってはいない。しかし、論理的な考えだけでは人との繋がりを深くする事は不可能だった。
劇中でも「ありがとう」が印象的なシーンが多く、実体験があったからこそハント先生は島の医師になる決断をしたのだと想像した。


時間軸の関係上、全体的に少し駆け足なシーンが多かったが映像化してくれた事にまずは感謝しかない。
スちん

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