スちん

川の底からこんにちはのスちんのレビュー・感想・評価

川の底からこんにちは(2009年製作の映画)
4.8
主人公を取り巻く環境(仕事、家族、恋人)や何もかも妥協する暗い考え方について全て「しょうがない」で生きていた主人公。

「しょうがない」で何もかも生きていた主人公、、ストレス性の病気になったりアルコールに頼らないと生活出来なかったりと凄く日常への影響などリアル感満載だった。実際にこういった症状で生きている人は沢山いるのだと思った。

父親の病気を通して、仕事・家族・恋人との関係を清算していく様子や根底にあった「しょうがない」を認める事で頑張るしかないと歩み始められた様子は見ていてとても勇気づけられた。

現代社会を生きるものとして、大人になれば「しょうがない」場面は沢山ある。「しょうがない」からこそ自分や環境を受け入れ頑張っていこうと思った。
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