おおのち

エゴイストのおおのちのネタバレレビュー・内容・結末

エゴイスト(2023年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

TIFF2022

個人的な好みで言わせていただくと、鈴木亮平と氷魚君が出会ってから関係が深くなっていく間の台詞や肉体のカラミが、もう少しシンプルであって欲しかった。ベタだな、過剰だな、このまま極上男優達のBL真剣勝負を延々と見せられるの?いりません!などと思っていた。

けれどタイトルは「エゴイスト」だからもうちょっと待ったら何かが始まるのかな?と。まあ、始まったわけで。
鈴木亮平のエゴ祭りがね、しつこくてね、氷魚を、阿川佐和子を、どんだけ惨めな気持ちにさせたら気が済むねん、お前のオモチャじゃ無いんだよ、人は!
とかなんとかツッコミながら、のめり込んで行ってしまった。
自分が亮平ならどうすんの?やるだろな、同じこと、とか。
亮平が「一緒に住みません?」て聞いてくれた時は完全に阿川佐和子になりきってたものだから「はーい、よろしくお願いします!」って言えよ、とか。一番アホな私。

結論、かなり心の深いところに中々消えそうも無いトグロのような物体を置き去りにされた気分で劇場出ました。
登場人物みんな好きで尊敬してます。
あと3回くらい見たいお気に入り映画となりました。
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