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エゴイストの35のネタバレレビュー・内容・結末

エゴイスト(2023年製作の映画)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

2.11
2.19
昨年夏頃?から楽しみにしていて、ようやく観ることが出来ました。
公開前から鈴木亮平と宮沢氷魚のインタビュー、同性婚に対して賛成の意見を述べていたり、真摯にLGBTQに向き合っている姿勢を感じられたりと、楽しみにしていました。

鈴木亮平の演技力は勿論の事(言及する事さえ、もはやナンセンスかもしれませんが)、良い映画でした。
しかし龍太が亡くなってから、龍太のお母さんを通して龍太と関わっているのだと思いますが、全体を通しての龍太自身の印象が薄れてしまってると感じてしまいました。

「自分がどう思おうと、相手が愛だと思えばそれは愛なの」という台詞が印象的でした。
ラストシーンは泣いている方も多く、ウルッときました。おもしろかったです。

追記
映画内では、龍太の母を看病する事で龍太と関わっていると思っていましたが、原作を読むと龍太の母を看病する事で自身の亡くなった母(の代わりのような)と関わっている事の方が強いのかな?と見方が変わりました。
後半龍太の印象が薄れている、と感じたけれど原作も最終は龍太自身の回想自体少なかったため納得。
自分の母との思い出を、龍太の母と過ごす事によって解消している浩輔のエゴ。浩輔は本当に龍太自身を愛していたのだろうか。愛してはいただろうけど、龍太の母との繋がり、そこでの自身の母との繋がりどれが主軸なのだろう…と。初見映画を鑑賞した時は、龍太への愛がすごく強く伝わってきたけれど、原作を読めば母への愛が強く、それが自身のエゴだと思っていた事が伝わる。全て本当で全て愛なのだけれど。

1度目は龍太の印象から3.8位かな、と感じたけれど、原作を読み2度目がすごく良かった。
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