エゴイストのメイクイーンのネタバレレビュー・内容・結末

映画館で鑑賞。
色々ありながらも順調に付き合ってる2人の関係が突然終わりを迎える。だけど2人の関係が終わってからがこの映画の本番。お互いのわがままを受け入れるまでの話。

ドキュメンタリー風に撮影していて何もかも自然。ゲイの飲み会シーンとても良い。

さりげないけど大事なことをきちんと明示する演出のうまさがエグい。龍太がいた頃といなくなってからの鉢植え、椅子、ジャケットの見せ方がうますぎる。

映画の終わりにタイトルを見せる映画は名作という持論がありますけどこの作品もまさにそれだった。エゴイストという言葉をしみじみと噛み締める終わり方。

見終わって、日本のクィア作品がここまできたかとじんわり感動。ゲイであることのスティグマを描いて終わりじゃないところがすごい。

映画見た後に本屋で原作本買いました。