思っていたよりも数倍"ピュア"だった。
こちらの心がかなり濁っていることを自覚した。いや、エゴイストというタイトルに構えてしまったのだ。
そもそもあれはエゴなのだろうか。自分の思う愛の形に相手(や相手の身内)を押し込んでしまった？
自分への愛、相手への愛、どちらの幸せを優先すれば「愛」なのだろうか。
エゴとは。
愛に対する考え方として、なかなか面白いタイトルだったのかもしれない。ただ、ラストにガチガチのブランド服でキメない格好で実家に帰れるようになったのは自分への愛が増したからと思えた。その愛は彼からもらえたものだ。
なんにしろ、このゲイの恋愛映画をしっかりとした人気俳優が演じたことはとても意味があると思う。メインストリームで多数の人が普通に観る映画として。
