このレビューはネタバレを含みます
鈴木亮平の演技が素晴らしい。
龍太に向ける愛情や、居なくなってからの喪失感、お母さんに迷ったが結局高いフルーツを買ってあげるシーンや、生活費のお金を受け取ってほしいと断られても懇願するシーン、眉毛をかけ直して冷静さを保とうとするシーンなどなど、
浩輔の行動のひとつひとつが、こうすることで自分の感情を整理していたいのだろうな。罪悪感や後悔。気持ちの折り合いをつけたいと思っているのだろうな。と気持ちが伝わり感情移入しすぎた。
この愛は自分のエゴ的な愛なのか、純粋に相手を想っての愛なのか。
「愛がなにかわからない」と浩輔は言ったが、
受け取った側が愛だと思ったらそれは愛なんだよというようなお母さんの言葉は浩輔に響いただろうな
とてもよい映画でした