スギノイチ

女囚さそり けもの部屋のスギノイチのレビュー・感想・評価

女囚さそり けもの部屋(1973年製作の映画)
4.0
成田三樹夫に手錠を掛けられたナミが、繋がれた手錠ごと成田三樹夫の右腕を切断し、切断された腕をぶら下げたまま地下鉄を逃げ惑う。
暴力性といい疾走感といい、シリーズで最も強烈なOP。

痴情のもつれで藤木孝が真山知子に熱湯をかけられたり、渡辺やよいが白痴の兄に性奉仕していたりと、過激な場面が多いが、どれも点在しているだけ。
ボスであるはずの南原宏治の死に様はコントにしか見えないし、女ボス役の李礼仙は熱演の割にキャラクターがしょぼく、いまいち盛り上がり切らない。
見世物的というか、良くも悪くもピンキーバイオレンス。
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