えりみ

カムイのうたのえりみのレビュー・感想・評価

カムイのうた(2023年製作の映画)
4.6
「金カムと併せて観たい!実在のアイヌ女性壮絶半生を描く映画〜」
ていうネット記事で本作の存在を知り、
劇場鑑賞🎞
モデルとなった
明治36年生まれの知里幸恵さんのことも
著書「アイヌ神謡集」も本作で初めて知った。
週末とはいえ、午前中から八割以上が埋まって吃驚😲
オデッサシステムで鑑賞出来てラッキー♫

ー私たちには何も許されなかったー
コピーの通り、
同化政策で差別と迫害を受ける惨たらしい描写があるのでPG12⚠
北海道の名だたる企業が協賛していて
美術、衣装等にチープさは無し👏🦉

大正時代とはいえ、
人間扱いしない和人の仕打ちと
先住民族の誇りを奪われ
自尊心を持てなくなったアイヌの人達の辛さを映像で見せつけられて涙が止まらず。
多数決で決めれば民主的❓
少数民族の文化は消えてもいい❓
人間の醜悪さは意識して見ないとつい目を瞑ったり他人事にしてしもたりするので
個人的には観て良かった。
1人でも味方になってくれる人がいれば
頑張れる😭

主人公を演じるのは
『あつい胸さわぎ』の吉田美月喜👏
同じくアイヌ民族の叔母を演じ、
ユーカㇻを歌うシーン多い島田歌穂がMVP🏆
監督作詞のエンディングテーマも島田歌穂♫
兼田教授は、金田一京助がモデルとか😨
加藤雅也が眼鏡姿で学者を軽妙に演じる😄
「結婚は女性の心臓に負担をかけますっ」と即答する奥さん役に清水美砂😍
アイヌの祖先役で阿部進之介も出てた😏
墓荒らし😠に頭かち割られたアイヌの青年は
『ソロモンの偽証』の柏木君なの!?😨

菅原浩志監督は北海道出身。
「写真の町」東川町が企画・製作、ロケ地にもなってるとか。
小学校の頃に夢中で読んだ
「だれも知らない小さな国」
コロボックル物語シリーズで
初めて知ったアイヌの存在
北海道ツーリングで初めて訪れた阿寒湖アイヌコタン
お土産で買った御守、まだ持ってた😌
えりみ

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