スクリーンサイズで見ると、めちゃくちゃに酔う。あまりにも強烈なのでそれは前提として、ノレるところノレないところの差が結構顕著ではある。
●ノレるところ
・江野祥平が安定して江野祥平
・黒石(白石)監督のヘタレ声
・堀田真由があまりにも美しい
・カメラに包丁を取り付けるアイデア
・白石監督作品お馴染みの要素がてんこ盛りで、ファンはニコニコできる
●ノレないところ
・フェイクドキュメンタリーで大切な、「あの映像が世の中に出る必然性・エクスキューズ」の理屈がの通らない？
・白石ワールドのサービスが過剰すぎて、過去作の履修前提のイースターエッグ探しになっている(ノレる部分と表裏一体ではある。)
・アクションシーンの本格っぷりが本格的過ぎてウソっぽくなっている
・ナナシの情緒がよくわからないため、キャラの性格がボヤけてしまう
こうやって書くと文句たらたら気味ではあるのだが、白石監督作品が新たに見られるのは本当に嬉しい。
が、やはり家に帰ってから見た『オカルト』が改めておもしろすぎた為、ちょっと手放しに褒めることはむずかしいかもしれない。ドラマ版で見たほうがいいのかもしれないな！
