滝藤さん演じるバージンさんの動作や言葉遣いのしなやかさ、自然できれいだった。
ベテランのバージン、3枚目キャラで有名人のズブ子、若くて美人なモリリンのバランスがちょうどいい。
キャラ設定だけではなくて、同じオネエという括りの中で女性的な口調で話していても、三者三様なのがよかった。
一生懸命「普通のおじさん」を装ってるという割には、本名ではなくクイーンとしての名前で呼び合っていて、本当に隠す気があるのか?と疑問に思った。
限られた上映時間で同一人物を別名で呼ぶと分かりにくくなるから仕方ないのかなとは思いつつ。
とはいえ、住所も生い立ちもロクに知らないなっちゃんのことを慕い、彼女を思って涙する3人の姿は美しかった。
映画の中でなっちゃんは何も語らないけど、これまでの彼女たちがいい関係を築いていたことが想像できた。