杉山敦

ミーティング・ザ・ビートルズ・イン・インドの杉山敦のレビュー・感想・評価

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2022年9月23日、新宿バルト9にて鑑賞。

1968年、ビートルズが瞑想を学びにインドのリシケシュに滞在していたとき、偶然そこに居合わせ彼らを撮影した24歳のカナダ人青年がこの映画の語り手であり、監督。彼の回想と再訪をもとにしたドキュメンタリー映画です。観客年齢層高め。

たまたま(!)ビートルズのリシケシュ滞在に居合わせた24歳のカナダ人青年は失恋からの傷心旅行だった。瞑想を学ぼうとアシュラム(僧院)を訪れたが、ちょうどビートルズが来ていたときでその門は開いていなかった。外のテントで1週間を過ごし、ようやく入場を許可された。

そしてアシュラムで過ごした「奇跡の8日間」で写真を撮った。ジョンとポールが「オブラディオブラダ」を作る場に居合わせた。ジョージが弾くシタールをその隣りで聴いた。もし自分だったら、とやはり考えてしまう。扉が開かれたとき、飛び込めるか。彼は飛び込んだ。瞑想なんかよりもそこに惹かれた。
杉山敦

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