このレビューはネタバレを含みます
「自分と同じように考えてる人がどこかで生きているなら、それでいいと思った」、これがすべてだと思う。ラーメン屋の彼との部屋でのやりとり、同じようなことを言わせてしまって同じようなことを言った経験があるので、苦しくて少し泣いてしまった。おかしいのかもしれないけど、理解してほしいなんてわがまま言わないけどこれがわたしなんだよって思う一方で、世間一般でいう"普通"から逃れられなくて、でも結局自分を"普通"に縛り付けようとしてたのは他の誰でもなく自分自身だったのかもしれないって、そんなことを考えた。爽やかなラストシーンがめちゃくちゃよかったです。生きづらさを抱えるひとに優しく寄り添ってくれるような、そんな作品