100%ではもちろんないけれど、わたしはこういう人間ですっていう要素がこの作品にあるなあと思った。アロマンティックかつアセクシャルの主人公に共感できる点がたくさんあった。
「多様性」という言葉が孕んでいる気持ち悪さみたいなもの、
あくまで「おかしな考え方」だけど認めて「あげる」そんなような上から目線
マジョリティの人間たちがその言葉を使う時になぜだか居心地の悪さを感じてしまうのは、その人たちがほんとうの意味で「多様性」を受け入れていないから。じぶんたちの既存の在り方を壊さないのならいいよみたいな、そんな感じ。
序盤の合コンのシーン
「キュンとする仕草」「タイプの異性」
分かり合えると思った相手とのすれ違い
友だちと恋人のちがい
「社会ってそういうふうにできてないじゃん」
異性愛だとかそもそも恋愛するのが当たり前だとか
「恋愛ってなんなんだろうね」
「好きだけどそういうんじゃない」
シンデレラがもしアロマンティックだったら?
ゲイであること
三浦透子さんの歌「風になれ」がエンドロールに流れ、その時間が心地よく、希望を感じられる物語の閉じ方だった、